大学探訪(奈良学園大学)

12月11日(水)の答案返却1日目の放課後に、Y1学年(中3)からY3学年(高2)を対象とした大学探訪④(医療系)で奈良学園大学保健医療学部看護学科とリハビリテーション学科を訪問しました。
看護学科では准教授の蓮池光人先生に講義をしていただきました。「看護とは何か」という問いかけから、実際に医療現場で働いていらっしゃった経験を交えて患者さんとどう向き合うべきか、ただ医療行為をするだけではなく、人間力を育成することの重要性についても教えていただきました。また、いま大切にしてほしいこととして、自分を磨くこと、自分を受け入れること、周囲の人への感謝を忘れないこと、どんなことも楽しむことを挙げておられました。生徒達と常にコミュニケーションを取りながら講義をしてくださり、生徒達も真剣な眼差しで講義を聞き、医療だけでなく人として大切なことを学ばせていただきました。
講義の後に実習室の見学をしました。病院実習を間近に控えた看護学生の方々が自主的に実習の練習をされていて、血圧を測る体験をさせていただき、洗髪の際に気をつけるべきことなどを実際に見せていただきながらお話を聴くことが出来ました。
次にリハビリテーション学科の前田吉樹先生にお話を伺いました。モーションキャプチャー技術を用いて人間の動きをパソコンに取り込み、その動きを解析してリハビリテーション治療計画に活かすといったことを研究されています。医療現場でも医工連携が活発になっていますが、AIやVRなどを用いた技術の進歩によって、より先進的な医療ができるようになっていること、またそれを扱える技師を育てる必要があることなどを教えてくださいました。実際にモーションキャプチャーで自分達の動きを投影したり、バーチャルシステムを利用して仮想空間上でリハビリ活動を体験させていただいたりして、技術の進歩を感じました。
今年度初めての試みとして奈良学園大学にお邪魔させていただきました。実際に実習室や研究設備を見せていただいたり、医療に携わる先生方のお話を聴かせていただき、生徒達もイメージがより具体的になったことだと思います。