教育の特色

多彩な教師陣

一人ひとりの生徒に向き合いハイレベルな授業を展開

国語
国語

答えにつながる「発信力」と
「受信力」を鍛える。

国語科の目指すものは「自分の考えや社会の事象などを正確に書け、話せる力」である「発信力」、「相手の話や文章を正しく理解すること」「世にあふれる言説の中から、大切なものを自分の力で探し出す力」である「受信力」の育成です。M課程では、学校行事などを通じて調べたことや自分の意見を説明するプレゼンテーションの機会が与えられ、発話的な面での「発信力」、その調査手段や方法を知る「受信力」を鍛えます。Y課程からは、次の大学というステージに向けて、難解な文章を「受信」すなわち「読解」でき、またそこから読み取ったことを説明する記述的な面での「発信力」、すなわち文章説明能力を鍛えていくことに重きを置きます。大学入試問題とは、「文章を読解する」ことで筆者の真意を、出題に答えることで作題者の真意を「受信」し、適切な「受信」を経て、今度はどう「発信」する、すなわち解答を書いていくのか。つまり「発信力・受信力」を基本とするコミュニケーション能力を求めるものが、「国語」の問題なのです。「社会で求められている人材」は、変化しているように見えて、実はいつの世も、正しく受信・発信できる人ではないでしょうか。私たちは、この6年間の学びを通して、そういう人材の育成を目指しています。

数学
数学

基礎定着から応用力の養成までを
じっくり丁寧に。

中1・中2(M3・M4)の2年間の授業で中学内容を終えます。

授業のペースに合わせて朝礼時に朝テストを実施し、放課後に再テストや補習を行います。授業の内容を積極的に復習するサイクルによって、生徒たちが基本的な学習習慣を確立するとともに、基本的な能力の定着を図ります。

中3・高1(Y1・Y2)の2年間の授業で数学ⅠAⅡBの内容を終えます。

1週間当たり50分×7コマの授業時間数を活かして、中3(Y1)で高校1年相当、高1(Y2)で高校2年相当の内容を学習していきます。習熟度別授業を一部で実施し、現在の自分のレベルに合った授業を受けることで無理なく学力を伸ばすことができます。

高2・高3(Y3・Y4)の2年間の授業は大学入試に対応した内容になります。

文系は高2(Y3)の年度初めから、理系は数学Ⅲの内容が終わり次第、大学入試演習に入ります。入試に必要な基礎力を時間をかけてじっくりと固め、標準的・発展的な問題を解けることを目標にします。放課後や長期休暇時には生徒の志望に応じた講習を行い、難関大の入試に必須となる発想力・応用力の育成を図ります。

理科
理科

豊富な実験機会を通して
関心を高める。

知識をただ習得するだけではなく、自然の事物や現象について実験・観察を通して理解し、自分のことばで表現できることを目標に学習していきます。M課程(M3、M4段階)では中学校の内容を軸に、深い知識まで踏み込んだ授業を展開していきます。実験室や実験器具など充実した設備を活かし、さまざまな実験を取り入れることで理解を深めていきます。また、天体ドームの活用、近隣の大学や研究施設などと連携した講座を設け、理科への関心を高めて学ぶ意欲を引き出します。中3(Y1)段階では高校の内容に入りながらも基礎的な実験や観察技能を向上させ、科学的に分析、考察できる力を養っていきます。高1(Y2)段階では物理基礎・化学基礎・生物基礎を履修し、高2(Y3)段階で理系に進むか文系に進むかを考えます。理系は化学必修で物理、生物のいずれかを選択します。また、文系は化学基礎と生物基礎を履修します。高2・高3(Y3・Y4)段階では難関国公立大学を意識した授業を進め、進路実現に向けた学力を強化し実践、展開していく力をつけていきます。

英語
英語

「使える英語」を身に付け、
世界の知に触れる。

中高6年間で「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの技能を総合的に伸ばし、「使える英語」を身に付けることを目指します。児童の皆さんは、小学校までの「外国語活動」で、外国の言葉や文化に興味を持ちましたか?世界の人たちと話してみたい、自分のことをいろんな人に伝えたい、そういう気持ちが英語を学ぶ出発点です。知りたい、伝えたい、それを具体的な形にしていきます。まず、M課程では、反復練習により、基礎基本をしっかりと自分のものにすることを目指します。いわば使える英語のパーツ集めです。文法を体系的に学習し、それを使える楽しさを味わう経験を積み重ねます。中2(M4)終了までに、通常中学校で学習する基本語彙と文法を定着させます。Y課程では、英語をツールとして、文章を読んで様々な地域や人の生活や考えに触れ、知識を豊かにしていける力、書くことで自分のことを世界に向けて発信できる力を伸ばしていきます。また、英語行事やオーストラリア語学研修を通して、「使える」英語を実感します。高2(Y3)の後半から高3(Y4)にかけては、学んできた知識を集大成し、さらに進んだ知の世界に触れるとともに、将来の進路希望実現に向け、徹底的に演習を行なっていきます。

社会
社会

教科学習と調べる学習の併用で
理解度を深める。

社会科では、中学校段階で「地理分野」と「歴史分野」を併修していきます。ここでは、教科書を中心とした学習の他に、明日香村への校外学習や沖縄への宿泊研修などの学校行事に関わって事前学習や事後学習を行い、調べ学習を通してプレゼンテーション能力を身につけていきます。中3(Y1)になると、「公民分野」も学びますが、中高一貫校のメリットを活かして、高1(Y2)で学習する「現代社会」を意識した発展学習を取り入れています。また、高校段階になると、地理歴史科の科目を中心に教科書から受験を見据えた内容まで網羅した授業を展開します。高2(Y3)から文系、理系に分かれ、主に文系では受験に必要な2科目を、理系では1科目を学びますが、理系でも教養として幅広く学んでもらいたいとの願いを込めて単位数を多めに確保しています。こうして早い時期に教科書内容を終えることで、高3(Y4)では受験対策の問題演習に不安無く移行できる教育課程を整えています。