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第42回全国中学生人権作文コンテスト奈良大会表彰式

校長
  • 第42回全国中学生人権作文コンテスト奈良大会表彰式
  • 第42回全国中学生人権作文コンテスト奈良大会表彰式

 全国中学生人権作文コンテスト奈良県大会で、9,848件の応募の中から本校M4生(中2)の作文が優秀賞(日本放送協会奈良放送局賞)に選ばれ、表彰式に参加しました。表彰式は人権週間行事「人権のつどい」の一環として大和高田市のさざんかホールで行われ、近隣小学校の金管クラブや中学校の吹奏楽部の合同演奏会も行われました。

 賞状授与の後、6名の受賞者が演台に立ち、様々な立場やテーマで人権を主題とした素晴らしい作文を朗読しました。
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 本校生徒の作文は「見えない障害、見える障害」という題で、日常の通学電車の中での出来事から感じ取ったことを綴っています。電車の座席に座っていた高校生と学生が、若いという理由で席を譲るよう注意を受けて素直に立ちますが、よく見るとその高校生は足に包帯を巻き、杖をついている。学生はヘルプマークを付けていて、それをカバンの中に入れてしまった。それらのことに気付いた体験を通して、周りをよく見ることを心がけ、「どんなことでも助けよう、行動しようと思う気持ち、勇気を持つことが見える障害、見えない障害どちらにも対応できる共通のことだと思いました。」と締めくくっています。

 豊かな感性と純真な感覚で、身近な体験から人権問題を捉えた作品だと感心しました。私自身の人権感覚について改めて見つめ直す機会となりました。