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理科の実験授業⑥

校長
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前回の校長ブログに続いて、理科の実験授業を紹介します。

今回はM4(中2)の実験で、テーマは「マグネシウムと結びつく酸素の質量」です。金属と酸素が結びつくときの金属の質量と酸素の質量の関係を調べます。
実験方法は、班ごとに質量を変えてマグネシウムの粉末をはかり取り、ステンレス皿に薄く広げて10分程度加熱します。全体をまんべんなく加熱するために着火したマグネシウムリボンを入れておきます。マグネシウムが飛び散るのを防ぐための金網でふたをして、音や光がなくなって全体が白くなるまで加熱し、皿が十分に冷めてから全体の質量をはかり、加熱前の質量との差を計算して、化合した酸素の質量を表に記録します。
各班が結果も板書し、それらを踏まえてマグネシウムの質量と化合した酸素の質量の関係をグラフに表し、物質どうしが反応する質量比はいつでも一定であること(定比例の法則)を学びました。

2Mg+O₂→2MgOの化学反応式も確認し、盛りだくさんな内容でしたが、感想欄には「みんなで協力して実験できてよかった。」「光と音を出してマグネシウムが燃えてすごかった。」「マグネシウムをこぼしてしまい、実験結果がうまく出なかった。」「最後まで燃やしきれなかったかもしれない。」などの感想が書き込まれていました。
失敗もいい経験です。実験の楽しさを体験することで学びの意欲が高まっていきます。