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理科の実験授業⑤

校長
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10年に一度の大寒波の日、中高生も童心に帰って、無邪気に雪と戯れる姿が見られました。
授業は通常どおりとしましたが、M3(中1)で化学の実験が行われているのを見学させていただきました。

テーマは「エタノールが沸騰する温度」。枝付試験管にエタノールと沸騰石、スタンドにつるした温度計を入れ、ガスバーナーでゆっくり加熱して、ストップウォッチでエタノールが沸騰するまでの経過時間と温度変化を調べます。泡の出方や「沸騰開始」の時間をメモしながら、試験管の中も観察します。
どの班も役割分担を決めて、手順良く正確にデータを取り、グラフに書き込んでいました。

ある生徒の「考察・感想」欄を見せてもらうと、「15分くらいから試験管の内側に(おそらく)エタノールの液体がついていた。10分くらいから枝付試験管(熱する方)のエタノールの蒸気が泡のようになって大量発生し、その発生スピードが速まった。試験管に液体エタノールがたまってきたのは最後の方だった。」と詳細に観察記録を記入していました。
指導教員から、グラフは点と点を結ぶのではなく、なだらかな曲線で描くこと、おかしいと思うデータでも、それが新発見につながることもあるというアドバイスがありました。