理科の実験授業②
校長
M4(中2)学年の理科(物理分野)で、落下する物体の運動の様子を調べる実験がありました。
1秒間に60回打点する記録タイマーをスタンドに固定し、おもりを付けた1m程度の記録テープを通して静かに落とします。記録テープに打たれた3打点ごとに切り取り、プリントのグラフ貼り付け欄に並べて貼り付けていきます。切り取った記録テープの上端の辺の中点を直線で結び、長さと経過時間から平均の速さを求め、速さの変化も計算しました。
落下している物体には一定の重力が働き続けているので、物体の速さは一定の割合で大きくなっていきますが、実験結果ではそうならない原因も考察していきます。
生徒たちは真剣に実験に取り組み、得たデータを表に書き込んで、計算に集中していました。この実験で、自由落下する物体は空気抵抗を考慮しなければどのような物体でも同じ加速度で等加速度直線運動をするという高校「物理基礎」で学習する内容を先取りして学んでいます。