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「生物」実験の授業観察

校長
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Y2(高1)「生物基礎」の授業で2種類の実験がありました。

一つは、「酵素(カタラーゼ)の性質」を調べる実験で、二酸化マンガンの粒とニワトリの肝臓片(カタラーゼ)をそれぞれ煮沸したものと煮沸していないものを用意し、過酸化水素水を入れた4本の試験管に入れ、その変化の様子を観察します。その後、火がついた線香を各試験管に入れて燃え方を観察し、どの試験管で酸素が発生したかを調べ、さらに再度過酸化水素水を入れて酸素が発生するかを確かめました。この実験結果から酵素(カタラーゼのような生体触媒)と無機触媒(二酸化マンガン)の働きについて考察し表にまとめました。

次の実験は、ネギの根を材料としての「細胞分裂の観察」です。45%酢酸液に浸して、細胞分裂をしている状態で固定したネギの根を希塩酸液中で加熱し、細胞を1個1個バラバラにする前処理を済ませた根の先端を切り取り、スライドガラス上で強く押しつぶして細胞を1層にします。酢酸オルセイン液で染めた染色体を顕微鏡で400倍まで拡大し、染色体や細胞分裂の様子を観察しました。「見えました!細胞分裂の中期です。」の声が聞こえたので、校長も顕微鏡をのぞかせてもらいました。教科書にあるような、染色体が細胞の中央に並ぶ様子や染色体が2つに分かれて細胞の両端に移動する様子などが鮮やかに見えました。「すごいなあ!」と校長も思わず感動してしまいました。