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理科の実験・観察授業

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本校は「科学的に物事を見る力」を育てるために、理科でたくさんの実験・観察授業を行っています。

Y2学年(高1)では生物室で、ミクロメーターを使って細胞や細胞小器官の大きさを測定する実験が行われていました。まず接眼ミクロメーターの見え方を確認し、対物ミクロメーターを顕微鏡のステージにセットして双方の目盛りが一致するところを読み、接眼ミクロメーター1目盛りの長さを測定します。そして、オオカナダモの葉を材料として、葉緑体の直径や葉の細胞の長径を接眼ミクロメーターの目盛りからそれぞれ計算してみようという実験につなげます。見ていてとても難しそうな実験でしたが、生徒たちは皆、一人一台の光学顕微鏡をのぞき込んで熱心に取り組んでいました。

新入生のM3(中1)の理科の授業は、打って変わって春うららの中、校内の果樹園に出て身近な自然生物を観察するというフィールドワークでした。校長も一緒に出掛けて、キャンパス内にはどんな野生の植物があるか、どんな動物がいるか探してみました。一番興味をもった生物をスケッチし、その特徴を書き留めます。シロツメクサ・オオイヌノフグリ・スズメノエンドウ・ナズナなどよく見る植物のほか、謎の黄色い小さなつぼみを見つけて先生に名前を聞きに来る生徒もいました。さてさて何でしょうと、先生も興味津々。熱心にスケッチする姿があちこちに散らばり、春の陽気の中で学ぶ楽しさを実感してくれているようでした。