第11回高等学校卒業証書授与式を挙行いたしました。この学年はコロナ禍にあって、諸行事が中止や時期・内容を変えての実施となり、その都度何かと我慢を強いられた学年でありました。そのような逆境にも立ち向かい、生徒と教員が一丸となって、創意と工夫を凝らし、新しい学びの形を創り上げてくれました。

今日の答辞では、「不運な学年だといわれ続けるかもしれません。しかし、私たちはそれを乗り越えて楽しんできた、伸び率日本一の学年です。」と自信をもって言い切ってくれました。素晴らしい生徒たちに恵まれたことに感謝するとともに、そのように実感しながら卒業してくれることを嬉しく思います。

式辞の中では、「これから始まる深遠なる学問の道において、高い志をもち、何ものにもとらわれず、また自分はこんな程度だと決めつけず、無限の可能性を信じて挑戦し続けてほしい。」と伝えました。

式後、卒業生から学年の先生方へ花束が贈られ、事前に録画した熱い感謝のメッセージ動画を上映してくれました。

保護者の皆様には、これまで本校にいただきましたご支援、ご協力に対し、改めましてお礼申し上げます。そのうえ、最後のホームルームに花を添えるバルーンアートで教室を飾っていただき、ありがとうございました。生徒たちは母校を巣立ちましたが、一人一人に栄光の"春"が一日も早く訪れること祈念いたします。