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理科の実験授業を参観

校長
  • 理科の実験授業を参観
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本校の教育目標の一つに、「科学的に物事を見る力を身につける」ことがあります。日々の授業の中でも、そのことを意識した指導を心がけていますが、とりわけ理科の実験は生徒たちの興味を惹き、理解を深める大切な取組となっています。

先日は、M4(中2)でブタの眼球を解剖する実験が行われました。眼球のまわりについている筋肉や脂肪をピンセットと解剖ハサミで取り去り、外観を観察してスケッチします。次に眼球を2つに割るように切り、中の各部位を観察して、さらに水晶体を取り出し、形や色、弾力性などの特徴を記録します。

生徒たちは、眼球の実物に戸惑いながらも、果敢に解剖に挑戦。教科書にある眼球断面図どおりの構造を実際に確認し、生涯にわたって目を大切にすることも学びました。

Y2(高1)では、インパチェンスの花粉から花粉管が伸びる様子を観察しました。花粉は、めしべの柱頭につくと花粉管を伸ばして精細胞を胚のう内へ導くのですが、その様子をめしべと似た環境をもつ培地上で観察するのです。生物室には一人一台の生物顕微鏡が整備されていますが、まずは40倍できっちりピントを合わせ、100倍、400倍で観察してスケッチします。校長は一番長く伸ばした生徒の花粉管を見せていただきましたが、「伸び率日本一だねえ」と褒めると、教室は笑いに包まれました。