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高等学校卒業式を挙行

校長
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3月3日、奈良学園登美ヶ丘高等学校第10回卒業証書授与式を挙行。コロナ禍の中にあって来場者も数を限らせていただきましたが、厳粛にして心温まる、また思い出に残る式典となりました。

国歌は黙唱、校歌も卒業生によるピアノ演奏とし、いずれも声を出さず、心の中で歌いました。
卒業生一人一人に「おめでとう」と声を掛け、卒業証書を手渡しましたが、「ありがとうございます」と返してくれる生徒、にこやかに微笑んでくれる生徒、また真剣なまなざしで応えてくれる生徒、それぞれに「卒業」という人生の区切りを深く実感しているようでした。式辞では、本校校訓の「尚志」、すなわち志を高くもち、自らに宿る無限の力を信じて進んでほしいと伝えました。

在校生からの送辞に続いて、答辞は熱い思いの伝わる素晴らしいものでした。6年間の思い出、感謝の気持ち、将来への決意を堂々とそして純真な言葉で述べてくれました。苦楽を共にした友や先生方、家族への思いを語る段はこみ上げるものを堪えての語りとなり、目頭を押さえる生徒や保護者の姿が印象的でした。

司会の先生の「卒業生退場」のアナウンスと同時に、恒例となった「ちょっと待ったー」の声が掛かり、お世話になった先生方、参列していただいた保護者に卒業生たちから心を込めたお礼のメッセージと花束が贈られました。中学時代からお世話になり、途中学年を離れた先生方を最初に指名し、エピソードを交えて感謝の思いを伝えてくれました。

式後、卒業アルバムにメッセージを書いてほしいと何人かの生徒が校長にも声を掛けてくれました。いくつになっても嬉しいものです。「育ちて樹となれ」と記しました。