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高校生国際交流・国際理解講座を開催

教頭
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高校生の国際交流・国際理解への関心を深め、将来の友好交流を担う国際感覚豊かな人材の育成を目指して、Y2学年で奈良県が実施している出前講座を開催しました。

今回の講座は、お二人の講師をお招きしました。最初の講演は奈良県国際課課長補佐の杉村和彦氏による「奈良県の特性を活かした国際交流」についてです。今後グローバルな社会の中で、奈良の魅力を伝えることは必要不可欠なことであると力説されました。その奈良の魅力として、仏教伝来や大仏開眼などの「シルクロードとの結びつき」、次に友好交流を担う次世代の養成事業の一つとして「奈良県とアジアの交流」、そして最後に、スイスとの林業分野での交流や高齢化問題に関する「奈良県と違う文化圏との交流とこれからのあらたなる国際交流」について伝えられました。5問のおさらいの質問についてはすべて正解してくれました。

次の講師は、アイルランド出身の奈良県国際課で英語の国際交流員の仕事をされているクランシー・ケイティーさんです。彼女は14歳の時に独学で日本語を勉強し大学2年生の時に日本に来られ、東京のホテルで働きながら日本語のスキルアップをされたそうです。
流暢な、そして丁寧な日本語でアイルランドの自然や文化そして歴史についてお話をいただきました。英語とアイルランド語が公用語であること、アイルランドは雨が多いこと、古い時代に作られた古墳がある等、知らなかったことの発見がありました。お話の中で生徒たちがしっかりと聞いていたように思うのは、アイルランドの食べ物(特にスイーツ)や日本と違う教育制度、そして何よりも若者の文化として、ゲームや漫画そしてアニメの話題に興味を示していたように思います。最後に生徒から「日本で最初に食べたものは何か?」の質問に「お蕎麦を食べました。とてもおいしかったです」と答えておられました。

今後グローバルな社会で生きていく中で、今日の講座で学習した内容は、きっと奈良のことを語るときに役に立つことと思います。お二人の講師の先生方ありがとうございました。(今回のブログは菅田教頭先生に執筆いただきました。)