12月17日、今年度からＭ４（中２）学年でスタートした探究学習発表会を開催しました。学年で取り組んだテーマは、「困っている人を助けて、笑顔にする」です。およそ４ヶ月間、グループで取り組んだ成果をポスターセッション形式でプレゼンします。Ｍ３（中１）生も参加し、全員が５チームの発表を聞いて審査し、投票によってＭ尚志祭（本校文化祭）と全国大会へ出場するチームを決定します。

「困っている人」として、「コロナで忙しい医療従事者」「戦争に巻き込まれている小さな子ども」「就職難の人」「アフリカの貧しい子どもたち」「全盲の人」「いじめている人」「ユニセフに助けを求める難民」「発展途上国への支援」「自分たちのお母さん」「〇〇先生」などなど実に多彩です。中学生の視点で課題を発見し、いろんな切り口から解決策を探り、出てきた問題点をまた克服する方策を練ってチームでディスカッションを繰り返し、「最適解」にたどり着きます。ポスターも工夫を凝らした力作揃いで、参加した後輩たちからも「皆さんしっかり考えていらっしゃってすごいと思った。」「面白かったです。」の声が聞かれました。

この探究学習のテーマは、学年進行に合わせて、身近な課題から社会問題や企業活動に関する課題、さらには地球的規模のSDGｓにかかわるテーマにも挑戦していきます。答えが一つではない探究活動をとおして、学問の面白さや自分の興味関心に気付き、見方や考え方の異なる集団の中で柔軟な思考力や協働力、表現力を磨いてほしいと願っています。