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「国語演習」でディベートに挑戦

校長
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11月は授業交流月間と位置づけ、校長も先生方の授業を参観させてもらっています。Y棟に新たに設置した大型電子黒板を使っての授業はやはり、生徒の集中力を向上させる効果があり、来年度はY棟全室に配備します。

Y3学年(高2)「国語演習」の時間では、図書館でディベートが行われていました。テーマは「死刑制度の是非について」で、4名のチームが肯定側と否定側に分かれて討論し、審判グループの生徒の判定で勝敗を決します。

生徒たちは事前に様々な観点から情報を収集し、調査研究・考察を重ねた内容をまとめ、自らの主張を論理的に要領よく発表します。互いに相手側の論理の矛盾点や資料の不備を尋問で引き出し、それに対する答弁を行って、最終弁論では相手の問題点を指摘しながら自分の主張を強調していきます。

死刑についての国民アンケートからの考察、死刑の残虐性や冤罪の可能性、再審請求と再審開始の現状、憲法規定との整合性、死刑に関する情報公開の状況、刑務官の負担と重圧、被害者心理、他国との比較など、本当に様々な切り口からの鋭い論戦が展開され、事前学習の深さ、弁舌の爽やかさ、作戦タイムの真剣さにも感心しました。この後は「ディベート小論文」を書いて自分の意見をまとめます。

チームの仲間とともに議論を楽しみながら、論理的な思考力・分析力を磨き、将来の主権者として、社会で起きている様々な事象について深く考え、自分の意見を持ち、表現できる力量を培う貴重な時間となりました。