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inochi Gakusei Innovators' Program 2020

校長
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Y3学年の生徒3名が、inochi Gakusei Innovators' Program 2020に参加しています。これは、inochi学生プロジェクトの大学生たちが自主運営する企画で、5ヶ月にわたり、2~4人からなる中高生のチーム(プロジェクトマネージャーとして大学生も1名参加)がヘルスケア課題解決のプランを創出・実行し、競い合うプログラムです。

 今年のテーマは「発達障害と、ともに歩める社会をつくる。」です。ほぼ毎週日曜日にプログラムがあり、発達障害のことだけではなく、プレゼンやクラウドファンディングの仕方など様々なことを学びます。

 本校のチームは、発達障害を持つ児童は定型発達の児童より交通事故に遭う確率が高いことに注目して、事故率が高い原因を探り、事故を減らすための解決策を提案しています。発達障害のお子様を持つ保護者へのアンケート、大学教授や療育相談室の専門員などに直接連絡を取り、ご来校いただいてアドバイスをいただく(写真参照)など自主的に行動し、アイデアのブラッシュアップを図っています。アドバイスをいただいた教授からは、「高校生でこれほど専門書を読み込み、社会課題に意欲を持って取り組んでいる姿に感動しました。」とのお言葉をいただきました。
中間発表では高い評価をいただき、10月の最終選考に向けて、取り組んでいる内容を校長にも熱く語ってくれました。今後は、本校の小学生にも協力を求め、アイデアの商品化を目指して企業とも連携していく予定です。

 チームメンバーの学びは、教室での授業だけではなく、広く社会貢献につながる課題研究へと広がっています。まさに、建学の精神にいう「自ら生きて・活きる」を体現する頼もしい学びの創造といえるでしょう。このような奈良登美の新しい学びを応援していきます。