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授業風景(ミニブックトーク)

校長
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Y2学年の国語の時間、「ミニブックトーク」を見学させていただきました。学年全生徒が、自分のお気に入りの本を2分にまとめて紹介し、感想記録を書き込みます。

皆、机の上に紹介本を出して、プレゼン原稿に直前まで目を通して入念にチェックしていました。
 
文学史に出てくる定番小説、高校生に人気のSFファンタジー、生き方や学び方に関する人生訓、最近の人気作家の受賞作品、児童童話など様々な本を、高校生の新鮮な感覚で熱意を持って、またユーモアも交えて紹介してくれました。

「一番心に残った台詞は・・・」「情景描写がとてもきれい」「バカにならないようにするにはどういう行動をすればよいか」「赤ずきんちゃんの本性は・・・」「クラシック音楽がきれいな日本語で表現されている」「絵の中に入り込むように小説に引き込まれる感覚」と紹介するポイントは様々です。そして自分が本から得たものを「生きる意味、人生の目的に興味があって、考えを深められた」「面白く力強い言葉に勇気づけられた」「本嫌いだった自分を好きに変えてくれた本」「自分の夢や目標を紙に書いたり、他人に伝えたりすることが大事」「悲しいことがあっても生きてさえいればいいこともあると教えられた」「本当に『日本史』の面白さが分る本」などと表現してくれました。時には2分を超える熱弁ぶりで、どれも選んだ本への愛情を感じさせる発表でした。

高校時代に読んだ本は、知識教養を与えてくれるだけでなく、自分自身や人生を深く考える契機となったり、自分の可能性を引き伸ばしてくれたり、想像の域を超える世界への憧れを持たせてくれたりして、いつまでも心に残るものです。また本は悩み多き時代に、世界の超一流の先達から最高のアドバイスをもらえる安価な媒体です。諸君!秋の夜長、読書三昧もいいものですよ。