ニュース

室内楽部合同演奏会

校長
  • 室内楽部合同演奏会
  • 室内楽部合同演奏会
  • 室内楽部合同演奏会
  • 室内楽部合同演奏会

5月4日(木・祝)、奈良学園中高(郡山)と奈良学園登美ヶ丘中高の室内楽部による「第7回奈良学園室内楽部合同演奏会」が、生駒市北コミュニティーセンターISTAはばたきホールで開催された。各校別のプログラムでは、最初に登美ヶ丘が、「The Magic of Harry Potter」「名探偵コナン メインテーマ」「Studio Ghibli Medley」「『君の名は。』コレクション」の4曲を、続いて郡山が、「The Sound of Musicメドレー」「ラストシーン」「MOVIE ADVENTURES(映画音楽メドレー)」の3曲を披露した。

両校の演奏については、午前中のリハーサルの時から立ち会わせてもらった。登美ヶ丘は、音楽科教員が顧問ということもあり、その指導の下、きれいに音が揃った演奏であった。一方の郡山は、生徒が指揮をし、部員各自が意見を出し合いながら曲を作り上げようとしているのが印象的であった。両校の特徴がよく表れていると感じた。また、どちらもポピュラー音楽を扱っており、クラシック音楽に比べてテクニックの上では難しい部分もあるように思ったのだが、それを難なくこなしているところに頼もしさを感じた。若者たちの大胆さと奔放さを味わわせてもらった。

休憩後は、OB諸君や指導をしてくださっている先生方、賛助の方を含めての合同プログラムである。今年は、ビゼーの『アルルの女』第2組曲から「パストラール」「メヌエット」「ファランドール」の3曲を演奏した。いよいよフランス音楽に挑戦である。各楽器の音色や響き、そして華やかさが問われる。前日の練習から気になっていたのは、"「アルルの女」と言えばこれ!"と言われるフルート奏者たちの出来である。普通に吹けば難なくこなせるメロディーなのだが、舞台の上で、オケをバックにとなると、その緊張は並みではないはずである。伴奏する私たちの方も緊張するほどだ。両校の現役奏者が入れ替わりでソロを務めたが、なかなかの出来であったと思う。彼女たちの度胸に感心させられた。また、彼女たちにとってはとても貴重な経験になったことだと思う。

演奏会終了後は、両校の部員たちが協力し合ってテキパキと片付けを行っていた。お互いに刺激し合い、曲の完成に向けて団結して取り組んでいこうとする姿が、この演奏会の大きな意義である。来場いただいた保護者の方々や協力いただいたOB諸君に感謝申し上げます。