12月27日（火）、四条畷市の緑の文化園内にあるSEI生駒セミナーハウスで行われている「Y3(高2)希望者対象冬季セミナー」の視察・激励に行ってきた。本校では、Y3生の希望者を対象に、夏季・冬季・春季に2泊3日の勉強合宿を実施しており、現3生にとっては2回目となるセミナーである。

今回の参加者は48名。昼食時に現地に到着した。3日間で合計30時間強の勉強を行う計画だが、その半ばというところである。体調を崩す者もなく、皆くつろいで食事を摂っていた。「一言、激励を」と促されたので、「ここからが勝負です。昼食後の眠気に負けず、気合いを入れて頑張ってください」と皆を励ました。威勢のよい返事が返ってきた訳ではなかったが、各自自分のペースを意識しながら後半戦に向けて気持ちを引き締めている様子だった。

昼食休憩後の13：00から午後の学習が始まった。今回は、数学・英語・古典と3つのコースに分かれているようで、それぞれのコースに質問対応の教員が別室に待機している。とは言え、いつもながら数学コースを選択する者が多く、午後一番から早速質問する生徒で部屋が埋まった。英語コース・古典コースにも質問者が訪れており、1対1で教えてもらうことができる環境を生徒たちは上手く利用していた。また、それぞれの学習室を覗いてみると、ゆったりとした部屋、広く使える机で各自が課題として与えられた問題に取り組んでいた。先ほどまでの昼休みのおしゃべりはピタッと止み、皆黙々と勉強に励んでいる。英語コースの部屋では、生徒同士が問題について教え合っている姿も見られた。良い光景だと感じた。

受験間近のY4(高3)生たちは、学校でセンター直前講習の真っ只中。そして、このY3生たちは1年後に備えて、泊まり込みで、大学入試を意識した学習に取り組んでいる。毎年の光景ではあるが、やはり気持ちの引き締まる季節である。ただ目の前の問題を解くことに集中することの経験が、1年後の彼らの目標達成に繋がってくれることを願いながら、会場を後にした。