ニュース

Y1キャリアリサーチ発表会

校長
  • Y1キャリアリサーチ発表会
  • Y1キャリアリサーチ発表会
  • Y1キャリアリサーチ発表会
  • Y1キャリアリサーチ発表会

12月16日(金)、Y1(中3)学年の「総合発表のつどい」が行われた。これは彼らが今年度取り組んだキャリア教育の授業の一環で、「キャリアリサーチ(企業研究所訪問)」と「キャリアトーク(保護者による職業紹介)」のそれぞれのまとめを班ごとにプレゼンテーションするというものである。3限目に行われた「キャリアリサーチ」の発表を聴かせてもらった。

9月15日(木)に実施した「キャリアリサーチ」では、本校もその一角を為す"けいはんな学研都市"にある企業や研究所など13施設を訪問させていただいた。その訪問先でお聞きした話や体験させていただいたことを班の代表者たちが、「きんでん京都研究所」・「構造機能科学研究所」・「国立国会図書館関西館」・「国際電気通信基礎技術研究所(ATR)」・「地球環境産業技術研究機構(RITE)」・「けいはんな記念公園」・「けいはんな薬膳研究所あわさい」・「オムロン京阪奈イノベーションセンター」・「積水ハウス納得工房」・「奈良文化財研究所」・「奈良先端科学技術大学院大学」・「福寿園CHA遊学パーク」・「情報通信研究機構(NiCT)」の順に発表を行った。

お聞きした話をたくさん話そうとし過ぎて時間切れになった班や、内容が難し過ぎたのか、たどたどしく解説をする班なども見られたが、実際にそこを訪れたから分かる内容をうまく伝える班もあって、生徒たちは、概ねこの取り組みの意義を理解してくれていたようである。「きんでん」での電柱や電線の話、「構造機能科学研究所」での"RIMソープ"体験談、「国会図書館」での"なぜ書庫は地下にあるのか"という疑問、ATRでの"ライフサポートロボット"や"可変残響音室"の見学体験談、「あわさい」での"五臓・五味"や"接客の五原則"の話、「奈文研」での瓦や木簡の発掘物の見学話、「福寿園」での"発酵茶・半発酵茶・不発酵茶"の区別の話など、聞いていてこちらも興味をそそられる話が多かった。

奈良と言えば神社仏閣と考えられがちだが、最先端の研究等に触れられる機会がこれだけたくさんあるということも彼らは知ってくれたことだろうと思う。そして、その体験が彼らの将来に繋がってくれればという思いがある。さらに言えば、どんな仕事にも熱心に情熱を持って働く人がおり、それを生きがいとして頑張っている人がいるということにも気づいてほしいと思う。