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M4防犯教室

校長
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12月14日(水)、M4(中2)防犯教室を実施した。お越しいただいたのは奈良西警察署の生活安全課の方と、奈良県警察本部少年課少年サポートセンターの方のお二人。冬休みを前に、犯罪に巻き込まれたり、被害に遭ったり、加害者となったりしないために中学生が心掛けなければならない点についてお話しいただいた。

生活安全課の方からは、①知らない人の車に乗るな(皆が知っている「いかのおすし(行かない・乗らない・大きな声を出す、すぐ逃げる、知らせる)」を実践せよ)、②自分の写真を安易に人に送るな(写真にある位置情報ですべてが相手に分かってしまう)、③SNS等で知り合った人と会うな(被害に遭ってから後悔する者が増えている)、④自ら命を絶つな(誰かに相談せよ、一人で悩むな)、⑤人をいじめるな(自分がされて嫌なことを他人にするな)、という5項目の話があった。すべて当たり前のことなのだが、現実を目の当たりにされてきた方の、実感を込めた話に説得力があった。

少年サポートセンターの方からは、「スマホ・インターネット等情報通信機器をめぐるトラブルや犯罪の実例、被害状況と対処方法」についての話があった。交流サイトで出会った友人(?)に写真を送ってしまったがために、それがスクリーンショットされてあっという間に拡散してしまうという被害。自分が同性の友人と信じていただけで、実際にはネット上で罠を張る悪質な人間であったということ。自分をアピールしたいがために破廉恥な写真を掲載して、後で自分や家族が大きな被害を受けてしまうこと。ゲームサイトでは無料と思いながら、実際には課金カードの購入で多額のお金を支払わなければならなくなったこと。この他にも実際にあった例を挙げて、中学生の身の回りにある様々な"落とし穴"を説明してくださった。

生徒たちは概ね真剣に話を聴いていたが、自分とは関係のない話だという態度や、頭では理解しているという態度の者が多かったように感じた。これらの態度は決して本校だけではないのかもしれない。しかし、そういう中学生に向かって警察の方が懸命に語ってくださったのだということに気づいてほしいと思った。