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M3理科実習

校長
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9月24日(土)の放課後、M3(中1)生の希望者を対象に、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)による「理科実習」を行った。お越しいただいたのは、同大学情報研究科の准教授舩冨卓哉先生と准教授東野武史先生、そして大学院生8名の方々。本校から距離的にも近いこともあって、NAISTには開校時から理科に関わる実習を毎年行っていただいている。

今年のテーマは、「レゴマインドストームを使ったロボットプログラミング」。NAISTからは、「レゴマインドストームは、センサが備わったレゴブロックとパソコンを使ってロボット制御を体験できるキットです。そのレゴマインドストームで組み立てられたロボットをプログラミングして、簡単なミッションをクリアしてもらいます。ミッションの達成を通して、簡単なプログラミング、アルゴリズム、ロボットの仕組みを学ぶことができます。」という案内をいただいた。文系の私には今一つ分からないこともあるのだが、機械やロボットに興味を持つ生徒たちにとっては関心が高く、44名の希望者が2班に分かれて受講した。

今回のレゴマインドストームは自動車の形になっており、それにPCを通してプログラミングを行い、自動運転車に仕立てあげることが課題となっている。そのためにまず指示されたのは、コースにあるラインに沿って車を動かすプログラミングである。生徒たちは、レゴマインドストームにある光センサーのプログラミングに取り組むことになった。真っ直ぐな道には対応できるのに、曲がった道では上手くいかず、何度もやり直しをするチームも見られた。でも、私の見る限り、彼らのコンピュータへの順応は早く、少しの説明やヒントで、すぐに操作に馴染んでいく彼らの姿に感心させられた。

最終的な課題は道におかれた障害物をうまく避けながら進んでいくプログラミングを完成させること。これには皆苦労していたようだが、うまくクリアするチームが徐々に出始めた。理屈の上で理解できているのかどうかは不明だが、勘とセンスで乗り切ったところもあるようだった。こうした体験を重ねて、自分の興味を広げ、将来の目標をしっかりと築いてくれることを望みたい。