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室内楽部演奏会案内

校長
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4月17日(日)、阪急うめだ本店で開催されていた「関西私立小学校展」から急いで学校に戻った。5月4日(水祝)に開催する「第6回奈良学園室内楽部合同演奏会」の練習に参加するためである。これは、奈良学園中高と奈良学園登美ヶ丘中高の室内楽部、そしてその両校のOBが集まって年に1回開く定期演奏会である。いずれの部にも私が関わってきたこともあり、第1回から現役生やOBに交じって参加させてもらっている。

前回からこの演奏会では交響曲を取り上げるようになった。昨年はいきなりベートーヴェン7番である。いくらOBや助っ人がいると言っても、果たして楽器を始めてそう長い年月も経たない中高生たちにできるのかという心配も多かったが、さすがは可能性に満ちた中高生たちである。ウィーンフィルやベルリンフィルには遠く及ばなかったが、堂々たる7番を披露してくれた。私もチェロの末席を穢していたが、第4楽章を弾いていて涙が出そうになったぐらいである。

さて、今年の全体演奏ではハイドンの101番「時計」に挑む。昨年の7番はかつて私も演奏したことがあり、その難しさを知っていたのだが、この「時計」は2楽章をよく耳にすることはあっても、全楽章を自分で弾いてみたことはなかった。そして、7番よりは弾きやすいだろうと、大きな油断をしてしまっていた。この日合同練習があることを知って、数日前から練習を始めたのだが、あれ?こんなはずでは、と思う部分が随所に現れる。楽譜が延々と続き、なかなか一休みできる場所がない。えっ、この8分の6がPrestoで、この2分の2がVivaceということはこの8分音符をどんな速さで弾くの? と練習では指も頭も空回り。そして、この合同練習でも、生徒たちは結構テンポについていけているのに、私は取り残されるばかりであった。ハイドン、恐るべしと思い知らされた。

5月4日(水祝)13:00開場、13:30開演。会場は、生駒市北コミュニティセンターISTA「はばたきホール」(生駒市上町1543)。入場は無料です。奈良学園中高・奈良学園登美ヶ丘中高の生徒たちとそのOB諸君の大切な"時の刻み"を聞いていただければ幸いです。両校のステージやOB諸君の演奏も楽しんでいただけます。ご来場をお待ちしています。