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第5回高校卒業式

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3月3日(木)、第5回高等学校卒業証書授与式を開催した。高校5期生であり、中学校3期生の115名の卒業式である。

式辞では、海の向こうで活躍した日本人を支えた二人の人物の話ということで、テニスのマイケル・チャンコーチとラグビーのエディ・ジョーンズヘッドコーチの言葉を借りた。

「卒業生諸君、自分のマイナス面ばかりを見てはいませんか。『I can't do(~できない)』ばかりを数えてはいませんか、そしてそれを言い訳にして自らの可能性をどんどん小さくしてはいませんか。錦織にしても、ラグビー日本代表にしても、マイケル・チャンやエディ・ジョーンズという優秀なコーチがいなければ強くなれなかったことを思えば、自分一人で『意識を変えること』はとても難しいことなのかもしれません。その意味では、他人からの厳しい言葉を受け入れる気持ちがまず必要なのだと思います。その上で、『Believe yourself』、自分を信じること、『Can't doからCan doへ』、"できない"から"できる"に意識を変えることが大切だと思います。大学入試に取り組んだ今だからこそ、その大切さを君たちはよく自覚できているのではないでしょうか。うまくいった者も、失敗した者も、今を不安に過ごしている者も、すべてはこれからだという思いを持って、明日を生きてください。」

中学1期生や2期生の良い意味での荒っぽさには欠けるが、それでも彼ら自身が答辞で言ったように、自分たちのために、学校のために、いっぱいやりたいことをやってくれた学年である。やり残したこともあるかもしれないが、爽やかな印象の学年である。

式後、卒業記念品(ホールクロック)の贈呈式に続いて、校内のダイニングで謝恩会が開催された。卒業生たちは、いっぱい食べ、いっぱい語り、いっぱい笑い、いっぱい写真を撮っていた。私たち教職員にもいっぱいの感謝の言葉を述べてくれた。最後に、6年間を見守った学年主任はぐっと涙をこらえながら、「教員の期待に応えて、自分たちで楽しむから、皆を楽しませるという成長を見せてくれた。誇りを持って卒業していってほしい」と語った。盛大な謝恩会を用意していただいた保護者の皆様に感謝いたします。