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M3飛鳥社会見学プレゼン本選

校長
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3月1日(火)、10月に実施したM3飛鳥社会見学の事後まとめのプレゼンテーション本選大会が開催された。これは、班ごとに作成したパワーポイントを使用してのクラス発表会で選ばれた作品の中から、学年での優秀作品を生徒たちによって決めるという催しであり、地理の授業の一環として行われているものである。

毎年感心させられるのは生徒たちのパワーポイント作成の技術である。パワーポイントについては総合学習の情報の時間で学ぶのだが、すでに生徒たちは一定のスキルを持っており、写真や資料の取り込みやアニメーションの扱いはお手のものである。

10組のエントリーがあり、「酒船石」「橘寺」「亀石」「石舞台古墳」「水落古墳」「飛鳥の地理と産業」「飛鳥の歴史と伝説」「天武・持統天皇陵」などのテーマでプレゼンが始まった。若干インターネットからの引用が多いようにも思ったが、自分たちが実際に訪れたことで考えたり、調べたりしたことをまとめていて、どの班も甲乙つけがたいプレゼンぶりである。

ユニークなのは、先に発表した班が後の班のプレゼン後に内容に関しての質問をする、さらに他の聴衆からも質問することができるというルールがあることだ。「なぜ飛鳥と明日香という二つの漢字があるのか?」「石舞台古墳の重さはどうやって測ったのか?」「中大兄皇子はどうやって漏刻台の技術を知ったのか?」「橘寺は聖徳太子が作ったと言ったが、橘寺と四天王寺や法隆寺との関係は?」「万葉集研究者の犬養孝の名前が出たが、5・15事件で暗殺された犬養毅とは関係があるのか?」等々、鋭いものあり、ちょっと笑ってしまうものありで、実際の発表内容より、こちらのやり取りの方を楽しませてもらった。

生徒たちは全員相互評価シートを持ち、すべての発表についてコメントも入れて評価する。後日結果が発表されるそうだが、M3段階でこうした取り組みが続いていることを嬉しく思った。