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成人記念同窓会

校長
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1月9日(土)、本校の中学1期生(高校3期生)の成人を祝う同窓会が奈良市内のホテルで催され、卒業当時の学年の先生方と共に、私も出席させていただいた。

今年成人式を迎える彼らは、本校開校時に中学に入学した生徒たちである。入試説明会の時にはまだ校舎も完成しておらず、今の総合グラウンドはただの山であり、入学直後も北東の敷地には住宅展示場が残っており、その横を通って幼稚園の横の門から入校していたという時代である。

1期生という言葉に魅力を感じてくれたのか、パイオニア精神に満ちた彼らは、私たち教員と一緒になってこの学校の基礎を作ってくれた。学校行事、クラブ活動なども彼らの活躍と激しい(?)議論の中から生まれた。そんな彼らがいよいよ成人式なのである。

会場に着くと、まず目に飛び込んできたのが華やかな衣装で着飾った女性たちである。男子も多くはスーツにネクタイ姿でビシッと決めている。顔を見れば誰だとは分かるのだが、恰好は一人前であり、それぞれに成長ぶりがうかがえる。高校時代とは違って、改まった挨拶もできる。こういう姿に出会える時が教師をやっていて良かったと思える時である。

参加人数を聞くと、学年の約9割の出席率だという。遠方の大学に通っている者もたくさん駆けつけてくれたようだ。久しぶりに彼らの前で挨拶をさせてもらうことになった。「TomigaokaのT、Timeを大事にしているか? 金はなくとも、大学生には自由になる多くの時間があると思う。自分のために大切に使ってほしい。あっという間やで!」と呼びかけた。

後はとにかく会場のあちこちでワイワイガヤガヤ、久々の再会を思う存分楽しんでいたようだ。大学生になって新しいキャラを演じている者にとっても、この日ばかりは高校時代のキャラの復活である。我々教員も、変わらぬ彼らの性格や役割にホッとする思いであった。幹事の皆さん、思い出の残る同窓会を開いてくれて、ありがとうございました。