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【古川】室内楽・演劇クリスマス公演

校長
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12月16日(水)、半日授業が終わった午後、クリスマスツリーの飾られたサイエンスホールで、室内楽部のクリスマスコンサートが行われた。演奏曲目は、M.スウィーニーの序曲「ブラック・フォレスト」、ディズニーメドレー、クリスマスメドレーの3曲。

室内楽部は部員も増え、楽器と共に並ぶとそれだけでサイエンスホールがいっぱいになり、それを取り囲むように廊下にまで観客が溢れ、さらには吹き抜けの3階や4階にも人が群がるほどであった。クリスマスの曲を集めたメドレーでは、ハンドベル演奏やサンタクロース帽、トナカイの角飾りなどの演出もあり、演奏している者たちの喜びが聴いている者にも伝わってくる良い雰囲気のコンサートであった。

18日(金)には、大講義室で、演劇部によるクリスマス公演「クリスマスキャロル」が行われた。16日の室内楽部に続いて、多くの観客が詰めかけた。

季節柄とは言え、ディケンズの「クリスマスキャロル」に挑むとはなかなか大したものだと期待を持って観劇させてもらった。大講義室という演劇をするには不便な会場にも関わらず、最小の装置で上手く舞台を展開させていること、それぞれの役柄がうまくはまっており、役の個性がきちんと出ていること、何よりストーリーを分かりやすく示せていることに感心した。8月の尚志祭の時にも上手になったなと思ったが、改めてここでも実感させてもらった。

2学期終了が近づいた半日授業の午後を、生徒たちが自分を輝かせようとしていること、共に楽しく過ごそうとしていることに若さと優しさを感じた。Y4のフロアでは大学受験を目前にして補習や自習に懸命に取り組んでいる生徒たちがいるのも確かだが、こうした中高生らしい取り組みを経てこそ、また次の目標に向かって着実に歩んでいけるのではないかと思う。室内楽部、演劇部の部員たちに喝采を贈りたい。