12月8日（火）、5日間の期末考査が終了し、生徒会役員及び有志諸君が、サイエンスホールに集まって、恒例のクリスマスツリーの設置を行ってくれた。

C棟にあるサイエンスホールはP・M・Yそれぞれの課程の児童生徒が利用する場所であり、2階から4階までの吹き抜けになっている。大型のクリスマスツリーを置くには格好の場所である。

考査が終了し、晴れやかな笑顔で集まってくれた生徒会役員たちはまずツリーの組み立てに取りかかった。大きなツリーだけに、どう繫げばよいのだろうかと皆で頭を寄せ合う場面がしばしば見られ、技術科教員の力も動員された。

ツリーが組み上がると、次に脚立が登場し、一番上に電飾の星を取り付ける。ここは代表として生徒会長が活躍した。さらに全体のライトや飾り（オーナメントと言うそうだ）の取り付けが行われた。

出来上がったクリスマスツリーの傍には例年のようにトナカイの電飾も置かれた。皆が帰った夜にその完成作品を写真に撮らせてもらった。

クリスマスを祝う意義をこのツリー設置によって生徒たちに問う訳ではない。幾分かの厳かさや神聖さを感じながら、年の瀬が近づいた慌ただしさと華やかさを感じてほしいと思っている。心が疲れていたり、トゲトゲしくなっていたりする者がいれば、その人への励ましや癒しになってくれればよいと思う。いつもの季節に、いつもの場所にあり、静かに華やかに佇んでいるクリスマスツリーの存在を、そんなふうに考えてくれる生徒がいてくれれば幸いである。聖なる夜に、生徒たちに良いことがありますように！