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【古川】卒業生保護者による進路座談会

校長
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11月4日(水)、今年3月に卒業した保護者の方によるY4(高3)保護者のための進路座談会という催しを実施した。これは、卒業生の保護者の方から、「お世話になった学校に、卒業生の保護者として何かお手伝いできないか」という申し出があり、それを受けて、その代表の方と私が企んだ新たな催しである。2学期のY4保護者会開催に合わせて、この日に行うことにした。

集まっていただいた卒業生の保護者は8名。いずれも現役で大学進学した生徒の保護者であるが、すべての生徒が第1志望に合格したという訳ではなく、成功体験を語るというよりは、大学受験に挑む子どもたちを見守るにあたって、どんな距離感で接すればよいか、保護者としてどんな悩みがあったのかを率直に語り合うことが、この会の目的であった。

8名の方の自己紹介の後、クラスごとに分かれての意見交換が行われた。さすがはお母様同士、すぐに打ち解けて、活発な話が交わされる。私も各テーブルを回りながら、それらの話の一端を聞かせていただいた。

「子どもの表情を見れば模試の結果がどうだったかが分かる。いちいち聞き出していてはかえってプレッシャーがかかると思い、明るく前向きに、健康面に最大の注意を払った。感染症やケガには一番気をつけた」、「今になって考えるとやりすぎたかなと思うが、その時は必死。子どもに余計な負担をかけないように何でもやった」、「センター試験の時は体調管理が何より。下痢止めを箱ごと持たせた。お茶の種類にも気を遣った」、「受験のためのホテルの予約は今からでも遅いぐらい。早く予約しておかなくてはダメよ」、「3学期は毎日学校に行って勉強をしていた。家にこもってばかりで返ってペースを崩さないようにした方がよい」、「他の兄弟も受験だったので、申し訳ないけど、ほったらかしでした。その方が子どもは気楽だったかもしれない」、「子どもにはすごい可能性があると思った。現役生はこれからでも伸びますよ」

等々、耳にした意見だけでも様々なものがあり、終了時間になっても話が尽きることがなかった。私自身も良い勉強をさせてもらった。Y4の保護者の方及びY4生たちにとって役に立つものであったことを願っている。