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【古川】MY尚志祭③「ステージ発表」

校長
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 8月29日(土)・30日(日)に開催されたMY尚志祭の体育館及び野外(グラウンド)でのステージ発表の様子を述べる。

 まず、初日の午後から始まった野外ステージを覗いてみた。恒例となった有志のダンスグループの公演が始まっていた。毎年尚志祭前になるといろいろなグループが結成され、校内のあちこちで練習する光景を目にする。本番となれば衣装にも凝って、本格的なダンサー気分である。カメラ片手の校長はなかなか傍まで行く勇気が出ないでいる有様だ。生徒たちの肩越しに彼女たちの元気さと妖艶さ(?)を鑑賞させてもらった。
続いて、体育館の演劇部公演「スコット」に足を運んだ。途中からの入場で失礼なことをしたのだが、見るうちに舞台に惹きつけられた。生きていくこと、人を愛することに不安や不満を抱えるそれぞれの登場人物を、演劇部員たちが幼稚さも気負いもなく素直に演じている。「皆、上手くなったなあ」と感心した。しかも、オリジナルの脚本だということだ。部員も増え、今後のさらなる発展を期待した。
 
 2日目の午前中は、体育館でのクラス演劇を観た。最初はY1学年の「新喜劇」である。桃太郎、金太郎、浦島太郎、かぐや姫に乙姫とどこかのCMで見た登場人物が新喜劇を演じるというギャグ満載の演劇。今風である。スクリーンを使っての背景描写や担任・副担任を担ぎ出しての適役配置など、工夫もなかなかのものである。「やるじゃないか、中学3年生!」と思う体験だった。
 続いてはY2学年の演劇、題して「探偵mと見えない犯人」。残念だったのは登場人物が多すぎてマイクから離れることが多く、セリフがよく聞き取れなかったことである。声の大きな担任だけが目立ってしまったという印象が強い。最後の合唱も前日のM生たちに負けていた。もっとはしゃいでもよかったのにと思った。
 体育館を出て、小雨の野外ステージに向かうと、特命委員主催の「利き○○」イベントが行われていた。ペットボトルのお茶を飲み比べて、そのブランド名を当てるなどの「利き酒」ならぬ「利き○○」だそうである。これも今風なのだろう。

 さて、最後にもう一度体育館に帰って、有志バンドの演奏を聴いた。例年に比べると少ないのが残念だった。クラシック音楽愛好家のため電気音楽はあまり好まないが、この生徒にこんな趣味や才能があったのかと発見できるこうした機会を大事にしたいと思っている。「カランコエ」「Fool Beat」「The 出口」と三様のバンドが続いたが、女の子の才能が輝いていた。野暮なことは言わないが、どちらの才能(?)もしっかり磨いてほしい。