8月29日（土）MY尚志祭第1日目を開催しました。この日の午前中に行われた第1回M合唱コンクールについて述べます。

小学校5年生から中学2年生までのMiddle課程の児童・生徒たちが共に取り組めるもの、そしてクラスの団結を高められるものとして、MY尚志祭となったのを機にこのコンクールが企画されました。最初から児童・生徒たちが乗り気であった訳ではありませんが、他のクラスと競い合う"コンクール"となっては本腰を入れずにはいられません（特に担任の先生はそうかもしれません）。多くの練習時間は取れませんでしたが、2学期が始まった8月21日以降には、M棟から合唱の声がよく聞こえてきました。

スタートはM1(小5)学年。A組は「With You Smile」、B組は「夢をあきらめないで」、C組は「Let's search for tomorrow」が発表曲です。小学校での音楽の授業で鍛えられているだけあって、どのクラスも歌声がよくそろっていてレベルが高く、いきなり採点に困ってしまいました。各担任の指揮ぶりも一生懸命でした。トップバッターの緊張にも負けず、丁寧な歌い方をしたA組が1位でした。

次はM3(中1)学年。M3・4は中学生ということもあり、指揮もピアノ伴奏も生徒が担当します。A組・D組は「空も飛べるはず」、B組・C組は「想い出がいっぱい」と2クラスずつで同じ選曲になったようです。どちらも有名な曲ですが、皆で歌うには難しい曲です。私の印象ですが、「想い出がいっぱい」は凝った編曲で、個々及び男女それぞれの力量が問われるものだったと思います。きれいな歌声と指揮・伴奏に優れたD組が1位でした。

休憩を挟んで3番目はM2(小6)学年。A組とC組は「Unlimited」、B組は「COSMOS」を歌いました。これも私の印象ですが、児童たちの力に差はなく、勝敗の分かれ目は選曲と担任の指揮にあるように思いました。ゆったりと歌い、そして盛り上がる「COSMOS」を選び、曲想をうまくつかんで指揮をしたB組が一歩リードしたという感じでした。

最後はM4(中2)学年。この学年はすべて「空も飛べるはず」での競い合いです。中学2年生ともなれば、声変わりした男子がどこまで声を出せるかが勝負だったように思います。迫力ある女性指揮者の元で、人数の少ない男子がよく頑張っていたA組が1位を獲得しました。

初めての企画にも関わらず、どの学年もよく取り組み、レベルの高い合唱が聴けたことが大きな収穫でした。来年以降、もっと盛んに、もっとレベルが高くなることを願っています。