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【古川】M3・4英語レシテーションコンテスト

校長
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7月22日(水)、開校以来続けているM3(中1)とM4(中2)の「第8回英語レシテーションコンテスト」が行われた。1~2限にM3、3~4限にM4が実施され、どちらにも審査員として参加させてもらった。それぞれの学年の各クラスで予選が行われ、その上位者がこの本選に臨む。

M3の課題は、イソップ童話の「The Greedy Dog」。"欲張りな犬"と訳すのだろうか、川に映った犬がくわえる肉欲しさに、我が姿だとも気づかずに、それに吠えかかったために、結局は自分のくわえる肉をもなくしてしまうという、欲深さや食い意地を戒めた物語である。

14名(男子7名、女子7名)の出場者がいたのだが、今年のM3のレベルの高さに感心した。私自身は決して英語に堪能ではないのだが、皆良い発音で流暢に話す。以前は、緊張のために途中で詰まってしまい、思い出せないまま終了してしまうという者もいたのだが、ほとんどそういう者はいなかった。

優勝した生徒へは、「会話文だけではなく、地の文でもうまく抑揚をつけて語っており、"物語を語っているなあ"と感じました」というコメントを述べた。聴衆となった他の生徒たちの聴く態度も良く、ネイティブ教員からも褒めていただいた。

M4の課題は、同じくイソップ童話から「The Crow and the Pitcher」。喉が渇いた烏が知恵を働かせて上手く水差しの水を飲む話。"Necessity is the mother of invention"の教えである。先にM3の初々しい一生懸命な暗誦を聞いてしまったからだろうか、M4生は確かに上手いのだが、"物語を語っている"というよりは、覚えたことを忘れないうちに一刻も早く語ってしまおうという印象である。本文を見ながら聞いている私がついて行けないという速さの者もいた。

上位入賞した者はいずれも、態度が落ち着いていて、発音が正確で、声に明瞭さがあったと思う。14名中、3名のみの男子であったが、そのうちの一人が優勝したことを嬉しく思った。M3及びM4の上位者は、8月末に行う本校のMY尚志祭でも発表を行うそうである。こうした発表やチャレンジの場をどんどん作っていきたいと思う。