6月10日（水）、オーストラリア視察2日目の様子を報告する。昨日は生徒たちの様子をあまり見ることができなかったため、今日は各校での彼らの活躍を中心に視察した。

まず向かったのはSS校である。オレンジ色の制服、カラフルな校舎が印象的な明るく開放感のある学校である。到着後に生徒たちを訪ねると、一つの班はcooking、もう一つの班はthank you letterに取り組んでいた。いきなり女子生徒から「校長先生、出来立てのスコーンをどうぞ」と差し出され、美味しくいただいた。

この学校でも、昨日に続いて、校長先生・国際部長先生と懇談の機会を設けていただいた。校長先生はとにかく学校の新しい施設設備を見てほしいようで、しきりに見学に誘う。国際部長先生は当方の事情が分かっているようで、これからの本校との交流のことについてよく話を聞いてくださる。お二人ともとても温かく正直に話をしてくださった。

次に向かったのはAQ校である。現在この学校との交流が最も進んでおり、今年も9月にはこの学校の生徒たちが本校を訪れる予定である。到着後に案内されたのは新しくできたバスケットボールコートである。先日の男子の試合に続いて、今日は女子のバスケットボール対抗戦の最中であった。残念ながら本校は経験者が少なく、選手を揃えたAQ校の圧勝であったが、コートの周りで本校に一生懸命声援を送るAQ校の生徒たちの様子に感激した。

その後は昨年本校を訪れてくださった先生方にお会いし、校長先生のお誘いで食事を一緒にさせてもらった。楽しくにぎやかなひと時であった。

この日最後は昨日訪れたJP校のフェアウエルパーティーに参加した。今日で彼らはこの10日間お世話になった学校と別れ、ホストファミリーと過ごす最後の夜となったのである。修了式では全員が修了書をもらい、代表者がスピーチとプレゼンを行った。

幾人かの生徒に聞いてみると、「楽しかった」「思ったよりも早かった」との声がよくきかれた。パーティーでは、生徒同士でこの間の苦労（？）を語り合う者や、ホストファミリーの子どもたちとはしゃいだり、写真を撮ったりする姿があった。今ここにいることの感謝と成長の自覚を彼らに期待したいと思った。
以上、オーストラリア視察第二日目の報告である。