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【古川】台湾普台高校来校・交流会

校長
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5月25日(月)、奈良県観光局の紹介により、台湾の南投縣にある私立普台高級中學(高校)の生徒30名が本校を訪れた。

彼らの到着を玄関で迎えたのだが、まず注目したのが、きちんとした制服の着こなしと礼儀正しさ。よく躾けられた、品の良い生徒たちだという第一印象であった。交流会場で私から歓迎のあいさつと本校の紹介をさせてもらったが、その時にも皆きちんと耳を傾け、良い表情で話を聞いてくれた。

本校Y3(高2)の生徒たちとのウェルカムセレモニーがその後催されたのであるが、残念ながら会議のためにそれには参加できず。オーストラリア語学研修を1週間後に控えたY3生たちによる本校紹介のプレゼンテーションや、普台高校生による学校紹介・台湾原住民の踊り・合唱「風になって~勇者的浪漫~」が続いたのだが、後になって先生方から話を聞いたり、写真を見せてもらったりするだけになった。本当に残念である

会議から戻ると、昼食の交流会に入っていた。ここでの驚きは、高校生たちの仲良くなるスピードの早さであった。その前にあったウェルカムセレモニーで早速打ち解けたのか、もう両校の生徒たちがテーブルを囲んでニコニコ、ワイワイ、ガヤガヤとにぎやかに話をしている。日本語あり、英語あり、筆談ありで、自分たちに共通する話題を探しながら、そこここで文化交流である。こちらも見ていて微笑ましくなるし、やはり若いっていいなと羨ましく思った。

午後からは、本校の授業に参加してもらった。用意した授業は、数学・物理・英語である。一緒に問題を考え、一緒に実験をし、英語で会話をするという学校ならではの交流を企画した。その時にもまた驚かされたことがあった。それは勉強における普台高校生の積極さである。

特に、英会話の授業では本校のネイティブ教員の質問に積極的に答えていたのは圧倒的に普台高校生。しかも良い発音で、堂々としている。本校生も分かっているのだとは思うのだが、どうもシャイな生徒ばかりである。普台高校生の学ぶ姿勢は、本校生にとって良い勉強になったことだと思う。

先方の希望があったので、放課後にはクラブ活動も体験してもらった。丸一日を本校で過ごしてくれた訳である。普台高校生の満足そうな顔を見て、私もホッとした。うまく交流ができたというより、訪問してくれた生徒たちに多くのことを教えてもらったという満足感の"ホッ"である。