5月17日（日）、M4(中2)学年の白浜宿泊研修の出発式に参加した。

「白浜」と銘打っているが、今日の最初の目的は熊野古道散策。発心門王子から熊野本宮大社までを土地のガイドさんから話を聞きながら歩く。2日目は、近畿大学の水産研究所での研修を中心に、京都大学の水族館や南方熊楠記念館の見学、白浜町役場の方の案内による千畳敷や三段壁の見学、さらには今回からアドベンチャーワールドでの施設見学・観察研究も加わり、盛りだくさんの3泊4日である。

5分前集合と言われていたのにギリギリになって駆けつける生徒もいたが、何とか全員揃い、出発式が始まる。私からは、「落ちているゴミを拾うでもいい、一人が一つ、人のためになる良いことをしてきなさい。集団行動のルールを守ることも大切だが、たった一人の心ない行為で、君たち全員が悪く評価されることがある。その自覚を持って、昨年以上の研修にしてほしい」と激励した。

前日までの中間考査の影響だろうか、大人しく聞いているようではあるが、やや眠そうな様子の生徒もいる。それを見てか、学年の教員からは、「話をしっかり聞く者は、しっかり考えるし、正しい行動をすることができる。とにかく聞け！」とさらに気合いの入った言葉が飛んだ。多くの方々から話を聞くことが目的の研修である。4日間そのことを忘れずに、良い研修にしてきてほしいという気持ちでバスを見送った。

同日朝、Y1(中3)生も沖縄研修のために大阪伊丹空港に集合した。私自身はその出発に立ち会えなかったが、同行している副教頭からは、スケジュール通り順調に進んでいること、那覇に着いた途端に感じたのは"まさに夏！"であるという報告が入った。送られてきた写真もまさに夏空、そして"食欲（？）"。彼の地の歴史と文化、そして今をしっかり学んできてほしい。