ニュース

【古川】室内楽部合同演奏会

校長
  • 【古川】室内楽部合同演奏会
  • 【古川】室内楽部合同演奏会
  • 【古川】室内楽部合同演奏会
  • 【古川】室内楽部合同演奏会

5月4日(月)、生駒市のはばたきホールにて、第5回奈良学園室内楽部合同定期演奏会が開催された。

これは、奈良学園中高と奈良学園登美ヶ丘中高の室内楽部、そしてそれぞれの卒業生による合同の演奏会であり、第1回は奈良学園中高の音楽室で行い、第2回からはやまと郡山城ホールの小ホールで、今年度は規模が大きくなってきたため、はばたきホールでの開催になった。

かつて奈良学園中高で休部となっていた室内楽部を生徒とともに再開し、現在の登美ヶ丘中高でも校長として室内楽部設立をお願いしたという経緯から、今までのすべての演奏会に関わってきた。ただし、最近は、運営面を各校の顧問の先生方やOB諸君にお願いするばかりで、専ら現役生たちの演奏を聴き、できれば自分も彼らに交じってチェロを弾かせてもらうという気ままな参加の仕方である。

プログラムは、前半に、郡山キャンパス現役生による「サウンドミュージックメドレー」、登美ヶ丘現役生による「ディズニーメドレー」、卒業生によるチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」などがあり、休憩をはさんでの後半は、なんと!「ベートーヴェン交響曲7番」である。約80名の現役生・卒業生を合わせたメンバーは、3月に合同合宿まで行って、この大曲に挑んできた。その成果があって、さらに中高生たちの恐れを知らぬ若さに満ちた情熱があって、見事な演奏が披露された。

私も末席で弾かせてもらったのだが、彼らと一緒に演奏できるという嬉しさだけでなく、舞台上で聞こえてくる音がどれも活き活きと自信に満ちたものであり、皆で音楽を作り上げようという意気込みが伝わってきて、全身に感動を覚えながら演奏させてもらった。涙が出そうになった。

大曲の演奏後は、両校の校歌を指揮させてもらった。その折の挨拶で、「長年望んでいた『奈良学園オーケストラ』がついに誕生したという思いです」と述べた。この演奏会に関わってくださったすべての先生方、OB諸君、保護者の方々にこの場を借りて改めて御礼を申し上げます。