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【古川】合同教職員研修会

校長
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2月26日(木)放課後、3学期の合同職員研修会を実施した。学期に1回、幼小中高の教員が集まって各タームの教科や学習の取り組みを発表し、それを元に異校種の教員が混合で、本校の教育内容や子どもたちの発達の様子を共有するために話し合うという研修である。

今回は「宿泊体験学習」がテーマ。本校では、幼稚園の年長組から高校2年生までの12年間、毎学年で宿泊体験学習を実施しているが、その中から、PP3(幼稚園年長)の「お泊まり保育」、P3(小3)の「琵琶湖宿泊学習」、M1(小5)の「ハワイ宿泊学習」、Y1(中3)の「沖縄宿泊研修」、Y3の「オーストラリア語学研修」について、各学年の担当者から発表があった。

すべての学年で強調されていたのは、何のために、どこへ行き、何をするのかということを事前に子どもたちに考えさせているということである。幼稚園では、グループ名を決めて班作りを行うところから、小学校では琵琶湖やハワイの自然・歴史・文化などの調べ学習から、中学校では沖縄戦の経緯をたどる学習から、高校では自分と自国の文化を見直すところから、それぞれの事前学習が始まる。聞いてみればなるほどと思うのだが、園児たちが自分たちで話し合いの場を持つということに、小中高の教員は少なからぬ驚きがあったようだ。それがわかるのもこの研修の意義である。

発表後の班に分かれての話し合いでは、各自が担当した宿泊行事についての内容とその成果を語り合った。「事前・事後の活動を通じて子どもの成長が見られる」、「安全性については最大限の注意を払うべきだ」、「M2広島からY1沖縄へ、M1ハワイからY3オーストラリアへという流れを、教科学習とも絡めながら、より連続性や一貫性のあるものにしたい」など、様々な意見が交わされた。手前味噌で申し訳ないが、互いに理解を深める2時間半の有意義な研修会だった。