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【古川】冬の天体観望会

校長
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2月23日(月)、冬の天体観望会に参加した。今回は、先週の20日(金)と明日の24日(火)の3日間で実施されることになり、各日に生徒の希望者を募った。雨天や雲が出ていれば順延・中止となるこの催しであるが、今回は担当の理科教員の精進が良かった(?)のか、澄みわたった夜空に恵まれた。

開始から少し遅れて参加することになったが、生徒たちはすでに金星・火星を見終えて、月齢4.1のきれいな三日月を観望していた。私も見せてもらったが、太陽の光の当たるところ当たらないところの様子がよく分かり、クレーターがくっきりと見えた。そして次は木星を見た。軌道の関係からか、横縞ではなく縦縞の木星であった。周囲の衛星も見ることができ、生徒たちは一生懸命にその光の粒に見入っていた。

「木星」と聞くと、クラシック音楽好きの私はホルストの組曲「惑星」を思い出してしまい、「あれが"快楽の神"か!」と叫んでしまった。生徒たちはキョトンとしていたが、私の頭の中では天空に翔け上るバイオリンと宇宙を思わせるホルンのソロによるイントロが始まっていた。「惑星に囲まれて生きているんや」ということを実感できたひと時であった。

都合があって私はここで退散したが、担当の先生に聞くと、この後にすばる、オリオン大星雲、オリオン座のベテルギウス、クリスマスツリー星団、北極星と普段以上にたくさんの星を楽しむことができたようである。年に何度か、このような天体観望会を開催している。冬の観望は寒さに耐えなければならないが、自分たちのいる校舎の屋上に行けば星と話ができるという環境はとても素敵だと思う。