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小学校保護者対象「防犯講演会」を実施しました

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奈良学園大学(人間教育学部)教授の松井典夫先生を講師にお招きして小学校の保護者を対象に防犯講演会を開催しました。

児童殺傷事件があった大阪教育大学附属池田小学校で勤務経験のある松井先生の実体験から講演会が始まりました。起きてはいけない、起こしてはいけない事件が起きてしまったときのお話は、改めて安全について考えさせられる内容でした。

アンケートによると、日本が安全な国だと思う人の割合が8割を超していますが、実際には2004年に奈良県で起きた楓ちゃん事件のようにニュースになる連れ去り事件が数年おきに繰り返されています。

連れ去りは一人でいる空白地帯で起きるため、可能な限り子どもを一人きりにする時間、場所をなくすことが子どもを守るためには必要になります。その上で、一人でいるとき、保護者が目を離したときにでも、子ども自身が危険を察知し、回避する力が必要となることを改めて認識することができました。

奈良学園小学校では、P1・P3・M1で探究型防犯教室を実施しています。その授業が防犯知識の教え込みでは身につけられない判断力を育てる一助になればと願っています。

犯罪を撲滅することは困難であるという"実態"を見つめ、認識すること。ちょっとなら大丈夫だろうという"安心感"を見直すことが子どもの命を守るためには必要になることを今回の講演会で学ぶことができました。