学びをつなぐ『探求するコミュニティ』の展望
私たちの生活は、科学の発展のおかげでより豊かになりました。では、その科学はどのように発展してきたのか。それは、過去から現在まで「物事のしくみを仲間と解明し、自身の自然観を広げようとする」営みを、先人から続けてきた結果だと考えます。
本校の理科がめざす子どもたちの「学びの姿」は、まさしく「物事のしくみを仲間と解明し、自身の自然観を広げようとする姿」です。
この「学びの姿」を柱として、子どもたちに、現在学んでいることと自分たちの生活には密接なつながりがあるということを実感させたいと考えています。さらに、自分の学びが、過去から現在、さらには未来につながっていく、つまり、「自分は科学の歴史の一部である」という意識を身につけさせます。
科学に親しむ
身の回りの自然への興味や関心
自然現象や動植物の観察、ふれあいを通して不思議や驚き、感激や楽しさを感じる。
科学を知る
身近な事象に視点を当てた探究
何を探究するのかという課題を明らかにして、自分たちで実験・観察をし、成果を仲間と確認しながら、科学的手法を学ぶ。
科学を使い、広げる
多面的な視点を育む探究
今まで獲得した概念や知識、器具の操作法を使って、仲間と共に課題解決に取り組む。他者との関わりの中で探究することの質を高める。