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手漉き和紙体験授業を行いました

  • 手漉き和紙体験授業を行いました
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 12月8日(水)、社会科の学習の一環で、吉野で和紙職人をされている福西和紙本舗の福西正行さんにご指導いただき、P4(小学4年)生が手漉き和紙体験を行いました。

 まず、福西さんより、和紙についてお話を伺いました。洋紙は材木から作られますが、和紙は楮(コウゾ)などの植物の繊維から作られ、洋紙と違い50年100年、変質しないことなどを教えていただきました。また、和紙は文化財修復にも使われ、現在は世界中から注目されているのだそうです。

 さっそく、児童たちはグループごとに外に出て紙漉き体験です。福西さんと一緒に手すき枠を持ち、水に混ぜ込んだコウゾ繊維を漉き上げます。初めての紙漉きで思ったように手を動かせない子どもたちに、福西さんは「もっと肩の力を抜いて、楽な気持ちでね」と助言してくれました。
 漉きあがった繊維の上に、自然の植物から採取した染料でそれぞれに色を付け、その上から再び紙漉きをしました。一人ひとりの心のこもった和紙は、福西さんの工房で乾燥していただきます。

 子どもたちの手元に戻ってきた和紙は、保護者の方々へ10年間成長したことの喜びや育ててもらった感謝の気持ちを書いて贈る予定です。