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第3回ERP教育フォーラムが開催されました

 
 

11月26日(土)、ERP研究会(Educational Relation Project)主催の第3回ERP教育フォーラム「確かな学力を支える言葉の力-話し合い 学び合い 高め合う授業を-」が、本学で開催されました。県内外の公私立の先生方、学生、保護者の方々に広くご参加いただき、新学習指導要領のポイントである「言葉の力」について、小学校の公開授業やパネルディスカッション、講演会を通して考え、学びあう場となりました。

まずP棟の各教室で公開授業を行いました。小学校教員が行う小学校4年生(P4)の国語・算数・英語の通常の授業に加え、幼稚園年長児の小学校準備講座として音楽・国語の20分授業を小学校教員と幼稚園教員が連携して展開しました。各授業では「話す・聴く・読む・書く」のキーワードが盛り込まれ、児童らの「言葉の力」を引き出す"しかけ"が施された内容で進められました。国語の授業では児童らが新聞の見出しをグループ毎で考え発表し、意見交換をした後、クラスで一つの見出しを作りました。
続いて大講義室でのパネルディスカッション・講演会に先駆けて、ERP研究会代表理事の平岡英信先生が挨拶に立たれました。パネルディスカッションでは環太平洋大学教授の伊崎一夫先生をコーディネーターに、パネリストとして奈良市教育委員会の石原伸浩様、本学小学校の藤原和幸校長、幼稚園の荒井恵子園長が参加し、「言葉の力」を手がかりに学力向上を図る方法について意見を交わしあいました。更に公開授業を行った教員や遠方から参加された教育者の方からの意見も交え、様々な視点から議論がなされました。

総括講演では、環太平洋大学長・梶田叡一先生から『「言葉の力」を育てるということ~「聞く」「読む」「書く」のポイント』と題してお話しいただきました。今回の学習指導要領の改訂に至った経緯や、「言葉の力」が各教科・領域の「確かな学力」とどうつながっていくのかについて話され、参加者に教育者としてより一層自己研鑽していくよう締めくくられました。

最後にERP研究会理事・奈良文化女子短期大学の善野八千子教授が壇上に立ち「今日のフォーラムで得たことをプロの教育者として明日の教育に繋げてください。」と、挨拶をして終了しました。

当日は遠方からも多数の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。