奈良学園小学校には情報の学習時間が週１時間あります。この時間はPCのスキルを学ぶこと、プログラミングを学ぶこと、情報の扱い方を身に付けることの３つの柱で学習内容を組み立てています。

プログラミング学習では、最後のゴールに行きつくためにはどうしたらよいか、失敗したときにはどの部分を修正する必要があるのか考えてはチャレンジを繰り返す、つまりトライアルアンドエラーの場面が多く設けられています。低学年ではプログラミングロボットのアリロを動かしながら、中学年では教育版マインクラフトをスクラッチを使って動かしながら、子どもたちは論理的に考え方を組み立てていくスキルと最後までやり抜く粘り強さを身に付けてきています。高学年では、そんな力を活用できる場をいくつか設けていきます。

その一つが、大阪工業大学上田悦子研究室とコラボしたロボットプログラミング体験授業で、１月に開催しました。自分たちがイメージしたとおりにロボットを動かしていきたい子どもたちは、ロボット工学の専門性を持つ学生さんたちの力も借りながら、一生懸命に何度も何度も組みなおしては取り組んでいました。これまでに身に付けていたスキルを実際に使いながら...。一人ではできないことも、友達と力を合わせることでできるようになることも実感したようです。