ニュース

P1奈良宿泊学習

校長
  • P1奈良宿泊学習
  • P1奈良宿泊学習
  • P1奈良宿泊学習
  • P1奈良宿泊学習

11月11日(金)、P1(小1)生が奈良宿泊学習に出発しました。小学校に入学して初めての宿泊行事です。冷え込んだ朝でしたが、少し重そうなリュックサックを背負って、みんな元気に登校してきました。出発式では、「奈良の自然や大切なものを感じてきます。そして、決まりを守って、楽しい集団生活を送ります。」と代表から挨拶がありました。

P1生たちは、午前中に鹿苑や春日大社を見学し、午後からは宿舎に入り、握り墨の体験をしました。学校の仕事を終えて、私が宿舎に到着したのは午後6時半。ちょうど夕食を食べ終えたところでした。牛肉・玉ねぎ・人参・もやしの陶板焼や海老フライ、ミニヒレカツ、柿の葉寿司など、なかなか豪華な食事をほとんどの者がしっかり平らげていました。そして、その後は、児童たちお楽しみの「ゆうべの集い」が始まりました。

会場に登場したのは、天平時代の衣装を着た男性と女性。男性の方は笏を、女性の方は"さしは"という長い柄のついた団扇を持ってのしずしずと入って来ました。本人たちは天平人になりきったつもりですが、児童たちは、「○○先生や~」と大きな声で先生の名前を呼びます。これらの指摘を意に介せず、役人に扮した教員が、明日みんなで訪れる「奈良の大仏」の話を始めます。仏像のこと、大仏様の大きさや特徴のことなどが説明され、その後に折りたたんだ大きな紙が登場しました。広げると、なんと大仏様の顔の等身大のコピーです。これにはみんな驚きです。自分たちの身体を使ってその大きさを体験しようということで、児童たちがその横に寝てみました。ほぼ4人が縦に並んだ大きさだということを知って、またまた大騒ぎ。「これに身体をつけたら、何人分になるねんやろ?」と言う者もいました。明日の見学では、台座のところまで上がらせていただける予定です。間近なところで、その大きさと偉大さを感じてほしいと思います。

あっという間の1時間。楽しく、しっかりと勉強して「ゆうべの集い」が終わりました。この後は、就寝準備と就寝です。さてさてこの興奮がおさまって、ちゃんと寝てくれるかなと少し心配になるほどでした。「先生の言うことをよく聞いて、しっかり睡眠を取ってください」という言葉を残して、宿舎を後にしました。