ニュース

奈良県児童生徒発明くふう展表彰式

校長
  • 奈良県児童生徒発明くふう展表彰式
  • 奈良県児童生徒発明くふう展表彰式
  • 奈良県児童生徒発明くふう展表彰式
  • 奈良県児童生徒発明くふう展表彰式

11月9日(水)、「第73回奈良県児童・生徒発明くふう展」の表彰式が、イオンモール大和郡山のイオンホールで行われました。本校から9名の受賞者が出たこともあり、私も式に出席させてもらいました。

表彰式の前に主催者及び近畿経済産業局の方から、「出品作品はいずれも想像力に富み、例年に比べてさらにレベルが上がっています。ひらめいたアイデアをどのように実際の作品に仕上げていくかが大変だったと思います。こうした体験を今後のみなさんの生活に生かしてください。そして、身の回りにある課題を解決するアイデアを持ち続けてください」などの挨拶がありました。

表彰式は、最高賞の「近畿経済産業局長賞」を獲得した本校P3(小3)の阿品さんから始まりました。続いて、同じ奈良県内の私立小学校である智辯学園奈良カレッジ小学部の2人に奈良県知事賞が贈られました。その後、本校の児童では、奈良県議会議長賞のP2若原君、奈良県教育委員会賞のP4木村君、奈良県発明協会会長賞のP4亀松君、日本弁理士会近畿支部長賞のP4加藤君とP4山中君、奈良県町村会長賞のP4坂本君とP4入江さん、奈良県市町村教育委員会連合会賞のP4奥内さんが順に表彰を受けました。

表彰式後、上位3名による作品の紹介と制作に込めた思いの発表がありました。阿品さんは、「観覧貯金箱」について「エキスポシティにある観覧車からアイデアが浮かびました。高さが日本一で、白くてきれいな観覧車です。床がシースルーになっていて、乗っている人が落ちてくるんじゃないかなと想像して、そこでゴンドラからお金が落ちてくる貯金箱を作ろうと思いました。苦労したのは、コインの種類別に下のコップに落ちてくるようにゴンドラに開ける穴の角度を調整したこと、ゴンドラの重さで前に倒れないように軽量化とバランスを工夫したことなどです。」と述べ、実際にゴンドラにお金を入れて、それが決められたコップにきちんと入るところを実演しました。その配慮された工夫に、表彰式に参加した人たちから賞賛の声があがりました。

夏休みの苦労がこのように報われ、参加した児童たちは笑顔と共に、自信に満ちた表情になっていました。今後も"創造の芽"をしっかり育ててほしいと思います。