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「奈良のシカ」ポスターコンクール

校長
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11月13日(日)、奈良県立図書情報館エントランスホールに展示されている「第12回国の天然記念物『奈良のシカ』保護啓発ポスターコンクール」の入賞作品を見学しました。毎年本校の児童たちが応募しているもので、今年は、M1の西島君が奈良市長賞、P1の福賴君が春日大社宮司賞を受賞し、P1の小鍛冶君、P2の荒井君、M2の斎藤さんが入選を果たしました。前日の12日(土)に表彰式があったのですが、私の都合が合わず、展示されている作品を見せてもらうだけになりました。

図書情報館エントランスホールはとても広くて静かで、その一角にたくさんの受賞作品がイーゼルにかけて展示されていました。最初に、奈良市長賞の西島君の「守ろう奈良の鹿」と春日大社宮司賞の福賴君の「ぼくのたからもの」が目に飛び込んできました。どちらも堂々とした鹿が画面いっぱいに描かれています。西島君の作品は写実的で、立派な角、ピンと立った耳、こちらをじっと見つめる目、そして豊かな毛並が見事に描かれていて、存在感のある鹿が、私たちに強く訴えかけているという印象を受けました。一方、福賴君の作品は、その存在感を示しながらも、愛らしい目と口元が、「どうかぼくたちを守ってね」と優しく語りかけるような印象です。黒く太い輪郭が大胆で素敵だと思いました。

続いて入選作品を鑑賞しました。小鍛冶君の「シカもともだち」は、優しくていねいに描かれた作品です。特に、可愛らしく、ちょっとやんちゃな感じの鹿の表情と、よく観察された色の塗り方に感心しました。荒井君の「奈良のシカ 大切にしよう」は、その構図のうまさに驚きました。2頭の鹿がうまく組み合わされ、背景の色遣いや模様も季節を意識しながら描かれています。文字の色もきちんと考えられ、ポスターとしての完成度も高いと思いました。斎藤さんの「鹿を守ろう」は、真っ直ぐにこちらを見つめ、私たちにゆっくりと話しかけてくれるような鹿の姿がいいなと思いました。他校の入選作品も見ましたが、どの作品も奈良の子どもたちらしい鹿を愛する気持ちがあふれ出たものであると感じました。

これらの作品は、11月27日(日)まで図書情報館エントランスホールで、11月29日(火)~12月13日(火)には奈良市美術館壁面ギャラリーで展示されています。