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P修了式

校長
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3月19日(土)、Primary課程を修了したP4生に対して「修了証書授与式」を行いました。小中高12年を4-4-4で区切る本校の教育システムの最初の区切りです。Primaryの4年間の学校生活や行事の中でリーダーシップを身につけてきたP4生たちですが、式に臨む彼らは堂々としつつも、やや緊張した表情で入場してきました。

私からの式辞では、本校の校歌にちなんだ話をさせてもらいました。「本校の校歌は3番まであります。1番はPrimaryで、2番はMiddleで、3番はYouthで歌うことを意識して作りました。来年度から、君たちは2番を歌うことになります。さて、君たちがPrimaryで歌ってきた1番の歌詞の中に『心通わす 高きアンテナ』というカタカナ語が登場します。作詞者によれば、この『アンテナ』は、大和を平定した神武天皇が持つ金鵄が止まった弓に着想を得たということです。......アンテナは、世界中の電波を受信し、そして世界中に電波を発信します。世界を飛び交う情報を受信することができる人間、つまりきちんと相手の話を聞き、知識を身に付けることのできる人間になってほしいと思います。また、世界に情報を発信できる人間、つまり自分でしっかり考え、正しく表現できる人間になってほしいと思います。もちろん遠くへだけではなく、君たちのすぐそばにいる人の話をしっかりと捕まえ、その人たちにしっかりと君の意見を伝えることも忘れないでください。......」

式の中で、クラスごとに並んで、一人ひとりが「決意の言葉」を述べる場面がありました。参列した方々の前で、今の時点での将来の夢や目標を語ります。多くの者が就きたい職業を語る中で、「親孝行する」、「明るく元気な人になる」、「目標を持って挑める人になる」とどんな大人になるかを語る者もいました。胸を張って堂々と語る彼らの姿に、一つのステージを終えて、次のステージへと上がろうとする少しの不安と大きな期待を感じました。4月からは、制服も変わり、Middle棟での生活が始まります。自分自身の成長のために、小さい段差だけれど、大きな一歩を踏み出してほしいと思います。