3月17日（木）、小学校卒業式を行いました。第3期生81名の卒業です。式辞では彼らがちょうど1年と1か月前に行ったハワイを題材にさせてもらいました。

「『アロハ』、アルファベットで書くと『A・L・O・H・A』という言葉は、ハワイ語の五つの言葉の最初の頭文字を取ったものだと言われているそうです。最初の『A』は『akahai（アカハイ）』、これは『優しさ』を意味するそうです。次の『L』は『lokahi（ロカヒー）』、『調和、まとまり』という意味。三番目の『O』は『oluolu（オルオル）』で『思いやり』、四番目の『H』は『ha'aha'a（ハアハア）』で『謙虚さ』、そして最後の『A』は『ahonui（アホヌイ）』、『忍耐』を意味するそうです。......あの優しく、陽気で、温かなハワイの人々は、日常に使う挨拶言葉の中に、こうした人として生きるために必要な言葉の意味を込めています。君たちがハワイでこの言葉を使った時、かならず相手の人もまたこの言葉を君たちに返してくれたのではないかと思います。そして、ニッコリと笑ってその言葉を返してくれた時、君たちの心もニッコリと微笑んだのではないでしょうか。『優しさ』・『調和』・『思いやり』・『謙虚』・『忍耐』、この5つで人は微笑み、元気になり、人を微笑ませ、元気にすることができるのです。そして、それがなければ、人は人を悲しませ、人を憎み、人と戦うことになるのかもしれません。ハワイで学んだ経験を思い出し、ハワイで学んだ心をいつまでも忘れずに、これからの生活を歩き出してください。そうすれば君たち一人ひとりは、きっと人を幸せにすることができる人間になれると信じています。

在校生送辞の後には、M1生(小5)全員による『Song is my soul』の合唱、それに応えて卒業生答辞の後には、ゆずの『友～旅立ちの時～』の合唱が歌われた。どちらも心のこもった美しい合唱で、互いを想う気持ちに溢れていたと感じました。

式の後には、卒業生及び保護者の方が用意してくださった「感謝の集い」にお招きいただきました。そのまま中学校に内部進学する者も多いのですが、それでも区切りは大切です。卒業生たちの晴れやかな表情の中に、一つ大人になったキリッとしたものを感じました。