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M2研究論文発表会

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3月10日(木)、3学期の理科の授業でM2生(小6)が取り組んできた「研究論文」の発表会が行われました。これは、M2各クラスから選抜された計6グループが、M2生に加えて、後輩のM1生たちの前で、研究成果を発表するという取り組みであり、「自分たちが研究・調査したことについて発表する機会を持ち、情報を発信する態度や説明・発表する力を育てる」というねらいを持っています。

選抜された各グループの発表テーマは、「レジ袋を燃やした時に出るO2とCO2の割合」、「カビの培養」、「人と植物の呼吸と光合成の関係」、「海面上昇の要因は何か」、「土とコンクリートによる気温上昇~ヒートアイランド現象~」、「今、黄砂はどれくらいの量が振っているか」の6作品。いずれも「環境」を主題とし、その問題点に迫る力作が順に発表されました。

まず感心したのは、パワーポイント作成の上手さです。情報の時間で学んできたことがすっかり身についているようで、どのグループも分かりやすく凝った画面作りをしています。また、研究の動機や目的、手順・結果・考察・結論と決められた形式に従って説明の仕方を工夫しています。さらに、話し方も事前によく練習したようで、どのグループも堂々とした発表ぶりです。

各グループの発表後には質問の時間が設けられています。「光合成って何ですか?」、「結局、海面上昇は何が原因なんですか?」、「"灼熱"ってどういう意味ですか?」、「コンクリートの"色"によっても温度の上がり方に違いがあるのではないですか?」、「なぜ砂漠ってできるんですか?」等々、後輩のM1生から鋭い質問が飛んできます。上手く答えられたものもあれば、しどろもどろになってしまうこともありましたが、このやり取りが全員にとってよい勉強になったと思います。

最後に講評の機会をいただいたので、「良い研究や発表のためには、理科という教科だけでなく、学んでいるすべての教科の力が必要になってきます。そういうことを意識して勉強やプレゼンテーション活動に取り組んでください」と述べさせてもらいました。