P2モンゴル体験
1月30日(土)、P2生(小2)が「モンゴル体験」を実施しました。
この活動は、国語の授業で学ぶ『スーホの白い馬』という物語の内容をより深く理解するために、モンゴルという国や人々のこと、そこでの暮らしや文化について学び、体験しようというものです。そのためにお越しいただいたのは、モンゴルパートナーシップ研究所(京都府長岡京市)の方々です。
まずは、モンゴルについての学習からスタートしました。モンゴルのある場所は? 国土の大きさはどれぐらい? 日本からはどれぐらいの時間で行ける? など次々に質問が飛びます。続いて体育館の壁面に映し出されたのが、モンゴルの大草原とそこに点在するゲル、馬や羊、ラクダの群れでした。そして、動物の世話や家の手伝いをする子どもたちの話になりました。
説明をしてくださった伊藤さんは、「モンゴルの子どもたちは5歳ぐらいになると家の仕事を任されます。馬や羊の世話、水汲みや燃料として使われる牛の糞を集めたりすることもあります。小さい頃からそうして動物や自然と仲良くしています。馬の扱いが上手になって、競馬に出場する子どもたちもたくさんいます。スーホのお話は、今のモンゴルの草原に住む人の生活が描かれているのですよ」と話されました。スーホの話が、子どもたちにぐっと身近になったようでした。
説明をしている横で、"ミニゲル守り役"を自称する鈴木さんが着々とゲルを組み立てられていました。季節に合わせて年に4回、草原を移動して暮らす人々がどんな工夫をしてゲルでの生活を行っているかについて説明していただきました。
その後、品川さんによる馬頭琴の演奏がありました。馬やラクダの走る様子や鳴き声などが巧みに織り込まれた演奏で、たった2本の絃なのに、それらがうまく響き合い、モンゴルの大自然を感じさせるような演奏でした。
最後は、3つの班に分かれて、モンゴルの民族衣装デールの試着、ゲル内部の見学、馬頭琴の演奏を体験させていただきました。みんな興味津々、特にデール試着に人気が集まっていました。『スーホの白い馬』の世界を身近に体験して、子どもたちそれぞれの心の中でスーホが活躍し始めたようでした。