M1和楽器鑑賞会
1月25日(月)、M1生(小5)が和楽器演奏を鑑賞し、各楽器の演奏体験を行いました。これは、奈良学園大学で音楽科教育を指導しておられる瀧明先生のご紹介により実現したもので、生田流筑紫会 箏曲・三絃教授飛梅司大師範・篠原歌鶯先生をはじめ鶯美会の皆さまにお越しいただきました。
事前の学習で少しは和楽器や邦楽について学んでいたものの、生の演奏で聴くのは初めてという児童が多く、どんな響きや音色なのか、どのように演奏するのかに大いに興味を持ったようでした。
初めに、それぞれの楽器の紹介があり、箏については、絃の数や糸の素材、本体の木の材質や中空構造になっている理由など、尺八については、尺八と呼ばれる理由や穴の数、どれぐらいの音域が出るかなどの説明がありました。
続いて、いよいよ演奏が始まりました。曲目は、「春の海」「六段の調べ」「さくら21」「元禄花見踊」「もみじ」の6曲。子どもたちがどこかで耳にしたことのある曲目を選んでいただいたのだと思いますが、やはり普段から馴染んでいるものではないようで、M1生たちの神妙な顔つきが印象的でした。私自身は、久々に聴いた「春の海」の曲の見事さや、「元禄花見踊」での三味線や鼓の音色に惚れ惚れとしておりました。
演奏披露の後は、M1生たちに楽器の演奏を体験させていただきました。箏を体験させてもらった児童たちは、恐る恐るながらも、上手に「さくら」を奏でていました。一方、尺八の体験では、練習用のプラスティックでできた尺八を鳴らすのに一苦労。力を入れれば入れるほど、顔が真っ赤になり、息がどんどんこぼれていきます。中には、うまく力を抜いて、きれいな音を響かせる者もいました。また、鼓の体験では、持ち方や手のひらの当て方に苦労している者が多かったようです。実際に触れてその難しさや良さを知ることが大切だということを彼らは学んでくれたと思います。